商品詳細
著者略歴
1979年「街の日に」で新沖縄文学賞佳作
1988年「水上往還」で九州芸術祭文学賞受賞
1989年「水上往還」で第101回芥川賞候補
1990年「シマ籠る」で第104回同候補。
作品集に『くりかえしがえし』『ムイアニ由来記』『ゆらてぃくゆりてぃく』
エッセイ集に『南東小景』『コトバの生まれる場所』
崎山多美はシマ言葉を小説の文体に取り込みウチナーグチのリズムで標準日本語をカチャース(まぜこぜにする)文体と、沖縄という物語に回収されない空間・場所を創る表現によって、沖縄が沖縄であるための想像力を紡ぎだしている。
どこの田舎に行っても都会と同じ文化が中心となっている日本にあって、「方言」として切り捨てられてきた地方言葉をその豊饒なニュアンスを含めて、文学で打ち出すことは至難である。
しかしながら、その至難のワザに取り組んでいる作家がいる。そのことは忘れてはならない。